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7.202020
帽子 ビリーコック・ハット
ビリーコック・ハット
Billycock hat
山高帽の異称。いわゆる「ボーラー」にほぼ同義だが、狭義には特に山の低いタイプのそれを指す。語源には2説あって、そのひとつは18世紀の広つば帽の一種である、「ビュリーコックド・ハット」(Bully-Cocked hat)から来たという説。もうひとつはこの帽子を最初にかぶったとされている人物の名前にちなんだという説がある。その人物の名前はウィリアム・コーク(愛称はビリー・コーク)といい、初代レスター伯爵の2度目の妻の息子(三男)とも、あるいはそのつれ子とも伝えられているようであるが、確かなことはよくわからない。当時のある記事によれば、そのコーク氏が、伯爵の所領である、ホークハムの銃猟会で初めてその帽子をかぶったらしいということである。